だいぶ間があきましたが、若者を選挙に連れ出すためのエントリー第二弾です。

前回は選挙で世の中が変わることの楽しさを自分なりに説いてみましたが、そんなプロセスなんて楽しくないという人も多いと思います。

やはり多くの若者の心に訴えかけるにはもう少し実利的なメリットがないといけません。

さて、では若者が貴重な休日の時間を使って選挙に行くと、当の若者たちにとってどんなメリットがあるのか。


そもそもですが、なぜ現在の日本は老人向けの政治ばかりが行われるのか。

実際にそうなのかは知りませんが私は比較的そう考えてるし、同意見の若者も多いはず。

これはもう色んな所で語られてる常識みたいになってますが、どうやら政治家というものの多くは選挙で当選することが目的みたいです。
悲しいですが。

当選して、何かを成すのではなく、当選すること自体が目的。

そんな人たちの政治活動として、大事なのはどうすれば次の選挙で当選できるかです。

これは選挙前のアピールだけでなく、肝心の議員としての期間も同じです。

現在の日本の投票の平均年齢は57歳というニュースを見ました。

まあ票の大半は老人なわけですな。

こうなると、ただ選挙で勝ちたいだけの多くの政治家はそのボリュームゾーン向けに活動します。

これは選挙前の公約だけでなく、普段の国会会期中の争点、動きなども同様です。

こうして、どんどん次もその次も老人向けの政治、国が出来上がっていくわけです。

これを変えるにはどうするか。
単純明快、若者の投票率を上げることです。

選挙における若者票の比率が増えると、今度はそれを取り込まないと勝てないという心理が政治家の中に出てきます。

いや、おそらくそれを作ってくれるのはテレビでしょう。少しでも動きがあればそれを面白おかしく誇張するのが彼らの仕事なのでうまいこと世論を作ってくれるはずです。

おそらく、今回若者の投票率が上がっても政治はすぐには変わらないでしょう。人口構成的に老人を上回るのは不可能ですから。

ただし、次の4年後の選挙では別です。

今回、急に若者の投票率が上がると、次回はさらに上がるのではないかという予測が出てくるでしょう。

そうすれば否応なしに若者を意識せざるを得なくなります。

苔の一念、岩をも通す。

長いプロジェクトになりますが、そうして少しずつ国の未来を変えていくことができると思うのです。

だから、若者よ、選挙に行こう!

目先のことしか見えない、というか残りの人生、目先くらいの時間しかない老人と違って、我々若者には長い時間があるのだから。

4年くらいは準備期間だと思い、まずは今回投票率を上げる。そして次回以降の選挙では本格的にこの先我々が生きる50年をより良く導くためのリーダーを選べるように。