天下りというものがある。

これは公務員だけでなく、民間にもある。

なんせうちの会社も上場の際には担当証券会社から監査役を受け入れざるを得なかったから、これは間違いない。

さて、ではなぜ天下りがあるのか?なくならないのか?言い尽くされた議論の気もするが素人なりに考えてみる。


まず、天下りの目的って何でしょう?

金?それとも仕事?

国会やメディアでの天下りをめぐる議論を見ていると、ここがあんまり出てこない。

これは各省庁の予算獲得も同様。

さて、仮に目的が仕事だとしよう。

公務員の人たちは役所をやめたあとの承認欲求に飢えているので、とにかく働けて他人とつながれる場所が欲しい、とか。

だとすると、解決策というかそれを見極めるのは簡単だ。

とりあえず天下りはオーケー、ただし無給とする。という法律を作ろうとしてみよう。

これが受け入れられれば天下りの目的は金ではないということになる。

もし、この法律が通るなら、天下り自体は実は大した問題ではないと思える。

なぜなら、天下りの目的が金でないのなら、その天下った企業を儲からせる必要もなくなり、仕事を便宜する必要もない。

すると、企業側としても天下りを受け入れるメリットがなくなり、天下りは消滅する。

天下りがなくならないということは、きっとこの方向ではないのだと思う。


つまり、目的は金だ。

さて、だいぶ前置きが長くなったが本題に入ろう。

では、そんな金が目的の天下りをどうすればなくせるか。

これは問題の置き方次第でずいぶん話が簡単になる。

天下りというのは何が問題なのか?

官僚が不正に利益を得ることが問題なのだろうか?

私はそんなものは大きな問題ではないと思う。羨ましいが。

本当の問題は、天下り先の企業に仕事や情報をを与え、無駄な公共事業で予算を食いつぶしたり、市場の健全な競争を阻害することにあると思う。

そう考えると、天下りはなくせないかもしれないが、不正な癒着は無くせるかもしれない。


例えば、7000億円の予算があったとしよう。

これを本当は必要ないけど、天下り先の企業に渡して、地方にいらない道路を作らせるとする。

ここで、得するのは仕事をもらった企業とそこからバックをもらえるであろう官僚だ。

ただ、その利益は当然道路を作ったあとの残りということになるので、せいぜい10%の700億くらいでしょう。

6300億はいらない道路の原料(主に輸入の)に消えて、いつかメンテナンスコストがまた膨大にかかる無駄なものができる。

であれば、最初からお金を上げてしまったらどうだろう?

天下り関係各位には、もし公共事業をやめて何もしなければ、特別に1000億円あげる。

こうすれば、天下り軍団の利益も増えて、将来に無駄なコストがかからず、さらに予算を6000億円も節約できる。

残った予算をさらに他の天下りに使ったりはしないように、同時に天下り自体を違法とする、つまり官僚は再就職できないような法律も用意する。

どうだろう?

変にできない規制の議論を延々と繰り返して時間を浪費するよりは、アメとムチを両方提示して、そろそろ落としどころを探ってもいいと思うが。

ま、善良な国民には絶対支持されないと思うけど。