あと数日で私は30歳になります。
アラサーと呼ばれ始めたのは3年ほど前。そこから3年ほどが経ち、いよいよジャストサーティと呼ばれる時が近づいて参りました。

そんな30才とは全く関係がないのですが、ちょうど「はてブ」もその頃から存在していた気がするので引き合いに出したまでです。

そう。はてブです。

正式名称をはてなブックマークと言い、クラウドという言葉が今ほど一般的でなかった時代からソーシャルブックマークというサービスで一世を風靡していました。

最近まで私はこのはてブを使ったことがありませんでした。

というかサイトを見るという行為がよくわかっていなかったので、ソーシャルだろうが何だろうがブックマークというものをあまり活用できていませんでした。
はてブも「まあネットが大好きな人には有用なサービスかもね」みたいな形で斜に構えて捉えていたところがあります。

が、最近その価値観が一変。

はてブ楽しい!と言える状態になったので、はてブって知ってるんだけどイマイチ使い道がわからない、という方に読んでいただきたいと思います。


■なぜ今さらはてブ?

はてブについて注目するようになったのはいつからかと振り返ってみると、ツイッターがきっかけではないかと思います。

ツイッターをやっているとさまざまなアンテナの高い方が有用な情報を垂れ流してくれるので、アンテナの低さには自信がある私は非常に重宝していました。

そんななか、人気の記事を紹介してくれるものとして、はてブとついでにネイバーまとめに出会いました。

はてブで人気となった記事(ホッテントリと言うらしい)は当然ですが人気になる理由のある良記事であることが多いので、興味の全くわかないジャンルなどはさておきはてブというブランド自体の信頼がまずは高まっていきました。


■集客手段として使ってみたい下心

その後、2012年に入ってからブログを始めたこともあり、集客手段としてはてブを活用しない手はないという下心がむくむくと湧いてきました。

上記のように私みたいなアンテナの低い人間が読んでしまうくらいなので、その拡散力たるや言うまでもありません。

しかもこういった口コミ的な評価手法にはブックマークがブックマークを呼ぶというスパイラルが生じやすいので、一度面白い記事を書いてホッテントリされてしまえば、ネズミ講のように読者を集められるのではないかと餅に絵を描いておりました。ちょっと違うか。

まあ肝心の最初に評価されるべき面白い記事を書くことがとても難しいことなわけですが。

こうしてはてブというサービス自体は私の中で常に意識されるものとなりました。

そして最近ですが、いつか自分の記事がホッテントリされることを夢見て、自分のブログにはてブボタンを導入するまでに至りました。

またこの過程で必要があったかどうか忘れましたが、自らのはてブIDを取得してアカウントを開設してみたりしました。


■情報収集源としてのはてブ

さらに、ブログを始めてはや1ヶ月以上が経ち、ネタに困るまではいかないのですが、筆が進まない日も出てきました。
そんなときにふらふらとはてブを見て、人気のある記事の研究がてらさまざまな記事を読ませていただき戯れにブクマしてみました。

とはいえ、元々サイトをダラダラ見ることに慣れていない人間なので、ブクマしておいて後で読み返したりなどということはほぼなく、面白いと思った記事は「いいね!」くらいの気持ちでブクマしていきました。

そんな価値観が変わったのがついさっき。
こちらの記事を読んでいた時です。


途中までは私の好きな読み物だったのですが、最後に子供の年齢別のおすすめ書籍紹介が出てきました。

これを見た私は初めて「あ、いつか読み返したい」という気持ちを覚えて、はてブの本来の目的通りにブックマークするに至りました。


■はてブの最もわかりやすい役割は「スクラップ」

ようやく本題である、はてブがどう便利なのか、という話に入ります。

通常いわゆるブックマークというとよく訪れるサイトに対して、いちいち検索などの手間を減らすために使われる機能です。

私もAmazonなどの定期的に赴くサイトは例にもれず、ブラウザでのブックマークをしています。

が、この使い方をはてブでしようとすると、ややめんどくさいと思っていました。

クラウドなので会社でも家でも同じブクマが見られるのはいいのですが、そもそもよく行くサイトを開くためにいちいちはてブを開いていたのではめんどくさくてそもそものブクマの意味がありません。

なのでまあ今まではてブの役割がイマイチ私の中では持てていませんでした。

ところが今日ようやくわかったのです。
それこそ雲が晴れるかのように。

はてブというのは雑誌を切り抜いて保存する「スクラップ」に近い感じだなと。
そんなことはやったことないので、本当に適切な例えかはわかりませんが、とりあえずそう感じました。

切り抜きというといい情報に出会った時に、あとで読み返したいかも、という感情のもとでその部分だけ取っておくものです。

前述のようにはてブが便利だと感じたときの私の気持ちはまさに「後で読み返したい」というものでした。

しかしこれをブラウザのブックマークでやろうとすると情報が増えすぎてやや煩雑な印象をぬぐえません。

通常のブックマークは、もっと頻繁に行くサイトがふさわしいと思うので、どちらかというと連絡先などが書いてある「アドレス帳」に近い感じだと思います。

昨今流行りのEvernoteはさらにライトな「メモ帳」っていう感じでしょうか。
「メモ帳」で「スクラップ」を兼ねることも可能なのですが、やはりメモ帳はメモ帳なので、簡易すぎると個人的には感じています。

Evernoteをしっかりとタグ付けすることで一元管理というのも美しくはありますが、適材適所ということで私はそれぞれの場面に合わせて使い分けていきたいと思います。

はてブボタンは浸透しているので、多くのブログやサイトで2クリックでブクマ登録できる簡易さも評価が高いです。


ということで今日の結論。

・はてぶ ⇒ スクラップ
・ブックマーク ⇒ アドレス帳
・Evernote ⇒ メモ帳

はてブは、あとで読み返したい情報をまとめるのに非常に便利です。




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答え合わせシリーズ。

はてブの設立時期が怪しかったので調べてみました。


株式会社はてなの沿革によると最初のベータ版開始は2005年2月だそうです。

予想を大きく上回り歴史がおありなのですね。
ツイッターの拡散力により、最近急成長しているのは間違いないと思いますが。
いろいろ考えさせられました。


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