主に特殊なお仕事をされている方向けの話になってしまうかもしれませんが、とある住所にどんな建物が建っているか調べたいときってないでしょうか?
例えば、楽天経由で注文され配送しようと思ったが、住所が間違っていた場合など、電話番号やメールアドレスの連絡先も間違っていて正しい住所を聞くこともできない。
困った困った。しっかりと配送しないと売上が計上できないぞ。などという形でお困りの店主さんなどです。
厳密に調べるとなると結構大変ですが、ある程度のところまでならネットで調べることが可能です。
ということでちょっと特殊な豆知識としてご紹介。
■地図の詳しさが売りのゼンリン
まず、肝心要の住所詳細をはっきりさせます。
住所が地図と連動してわかるサービスといえば、こちら↓
地図業界の老舗、ゼンリンが運営するサイトです。
こちらの地図は住所の地番や建物名までの網羅率がウリです。
例えば、「東京都墨田区錦糸2丁目9-3」の建物名を知りたいとします。
そんなときはゼンリンのTOPページにある左メニューの「住所検索」から順に住所を選択していくと、その地点の地図が表示できます。
こんな風に地図上のポイントと住所、運がいいとそのまま建物名が表示されます。
今回の場合は「メゾンドスミダ」という建物が建っているようです。
東京23区では網羅率が結構高いので一気にわかることも多いですね。
■困ったときのGoogleストリートビュー
しかし、ときとしてゼンリンの力だけでわからない建物名もあります。
そんなときは、まずゼンリンの地図で住所の場所を確認したうえで、
Googleマップを起動しましょう。
そして検索窓に住所「東京都墨田区錦糸2丁目9-3」を入れて検索。
するとこのように詳細住所まで表示してくれます。
ここまではゼンリンと同じですが、ここからさらに拡大してストリートビューに移行します。
こんな感じ。
地図で周りの道路との接し方もわかっているので間違えようがありません。
こうして建物の外観まで特定できます。
■最後の手段、HOME'S不動産アーカイブ
そして最終手段としてストリートビューと合わせて使うと便利なのが、不動産検索サイトHOME'Sの一サービスである「HOME'S不動産アーカイブ」。
こちらでは現在募集中以外の物件情報も見ることが出来て、過去の募集賃料や広告価格が閲覧できます。
住所と建物情報も紐付けられていますので先ほどのストリートビューと組み合わせるとこんなことが可能です。
【HOME'S不動産アーカイブ】
【Googleストリートビュー】
ご覧のようにどちらで見てもこの青い屋根の建物が、メゾンドスミダであり、東京都墨田区錦糸2丁目9-3に建っていることは間違いなさそうです。
便利な時代になったものですね。
■これを便利と思える人間でありたい
とは言ったものの、これを便利と思えるのは最近の人間の感性かもしれません。
保守的な人からすると、ここまでわかってしまうのは「気持ち悪い」という人もいます。
とはいえ、地図に自分の住所が載っているのを消すことはできないように、インターネットから外観画像や建物名を消すことはもはやできません。
「気持ち悪い」派の方はよく「個人情報が~~」みたいなことをのたまったりしますが、そこに建物が存在することは個人情報でも何でもないですからね。
現地に行けばわかることが、ネットでも簡単にわかるようになっただけです。これを便利と言わずしてなんと言いましょうか。
不安であれば、その建物に自分が住んでいることだけは悟られない様に、それこそ個人情報をしっかりと自己管理するしかありません。
まあ何はともあれ、いつまでもこういったものを便利と思える感性を持ち続けたいですね。